幸福の味3(スマホ版)(二次創作風)
あれから私は幸せの絶頂にいた。
一人暮らしを心配してか、お母さんも
顔を見せに来てくれた。
お母さん、私もうすぐ結婚しちゃうかもね!
なんて、笑いながら。
別れが来るなんて考えてもなかった。
幸せなデートの帰り道。
いつもはすんなり受けてくれるデートの約束。
だけどその日だけは、二回断られて。
胸騒ぎがした私は強引に彼に約束を漕ぎ着けた。
その、次の日だった。
朝一番に知らされたのは彼の名前。
それは彼がこの国から
出ていってしまったという知らせ。
ううん、そんなはずはない。
だって彼と約束したもの。
必ず来るって、デートするって。
‥‥幾ら待っても彼は現れなかった。
それは私の心を壊すのには充分すぎて。
暫くの間家に引きこもる生活が続いた。
そんなある日。
兄が結婚したと知った。
気付けば私が成人して、
一年もの月日が経っていた。
思い返してみれば、
幼い頃も失恋したあの日の恋も。
自分が幸せになりたいが為の
独りよがりな恋愛だった事に気づいた。
勝手に好きになって、相手の気持ちを考えず
エリックさんを沢山誘ったり、
彼と一緒になりたいがために王族を捨てたり。
相手にとっては重かったのかも知れない。
私はもう一度、
相手を想う恋愛をしようと決意した。
続く
幸福の味2(スマホ版)(二次創作風)
彼の気をどうやって惹けるか考えて
お風呂でぶくぶくしたり、
ママのイスを借りてそこで一日中考えたり。
だけどどうにもできないことをどうにかする
のは到底無理な事くらいこどもの私だって
頭では分かっていた。
そうしている間に幾つもの季節を迎え、
沢山の別れもあり、
心の成長と共に身体の成長も
追い付いてきている気がした。
少し大人になった私は
相も変わらず家族が大好きで。
成人式が終わって、すぐにエリックさんに
想いを伝えてみたけれど、叶うはずもなく。
両親も着実に年を重ねていた。
ある日、ヤーノ市場を歩いていると
運命的な出逢いをしてしまった。
サラサラなアッシュの髪に白い肌。
性格も優しそうな彼。
世間では一目惚れっていうらしいけど。
だけど彼は、旅人だった。
旅人と王族は恋人関係にはなれない。
家族が大好きな私が
家族離れを決意する瞬間だった。
豪華な暮らしなんて要らない、
家族も説得して駄目ならこうするしか
方法がなかった。
それは紛れもなく"おとなの私"だから
できた決断だと思う。
彼を連れて幸福の塔へ。
あの日、指をくわえて見ている事しか出来なかった
"可哀想な女の子"はもういない。
初めて心が開けた瞬間だった。
自由、愛情、幸福。
そのどれもが輝いて見えて。
恋は盲目なんてよくいった言葉だと思うけれど
家族も豪華な暮らしも
その時の私には霞んで見えていた。
続く
幸福の味1(スマホ版)(二次創作風)
オトナになるって、シアワセなのかな。
ある日、パパが言った。
「エイレーンちゃんを見ると昔を思い出すよ」
その言葉を聞いて、
「パパも子どもの頃に戻りたい?」
自分が自分じゃなくなるような、
ふしぎな感覚がした。
暫くして、私におとうとが産まれた。
ママは沢山子どもを産んでると思えないほど
のんびりさんで、可愛くて。
パパだって私を誰よりも可愛がってくれた。
学校は嫌いだった。
パパもママも
「学校楽しい?」って聞いてくるけど
周りの皆が酷く子どもに見えて
授業も学校も大嫌いだった。
そんな私を兄は連れ出して探検に行ってくれた。
「エイレーンは人一倍成長が早いのかもな笑」
なんて言って、気にするなって頭を撫でてくれた。
私は学校より、暖かい家族が好きだった。
暫くして、私にも気になるひとができた。
ママの妹さんの息子さん。
私知ってるわ。
なんとも思ってないひとに
〃ぷれぜんと〃はしないのでしょう?
ドキドキしながら見つめると、
エリックさんは私に微笑んだ。
‥‥なのに。
次の瞬間、どくしんじょせいと幸福の塔に
行ってしまった。
幸福の塔は恋人の聖地。
エリックさんはオッケーしちゃったみたいで
"こどもの私"は無力そのものだった。
続く
第五子、お顔判明!と、家系図(スマホ版)
レイン君も国民としての生活に
少しずつ慣れ始めた頃。
五人目の子供、エリアちゃんのお顔判明日!
さてさて~!
うん、まあなんとなく予想は付いてた。
エイレーンちゃんと二重か二重じゃないかの違い
のみ。
ふたりともエレンちゃんに似て可愛いから
全然いいんだけどさ⁉⁉
エリアちゃんとお話した後、
エレンちゃんとデートへ。
偶然レント達に居合わせた‥‥
仲良さそうでなにより!
エレンちゃんの可愛さを堪能して、
カレンダーを確認すると‥‥
ひゃふう!やったぜ!
六人目にも関わらず
二回目のイチャイチャで授かった
言わば愛の結晶(ドヤ)
因みに今の家の家系図はこんな感じ。
皆黒髪、男の子は父親似で
女の子は母親似。
男の子は目が青くて女の子は目が黒い
なぜか綺麗に分かれてる‥‥。
自分の髪色はアッシュなんだけど、
誰一人遺伝してないから
六人目はアッシュの青目で母親似と予想!
というか、願望。
お願いします神サマー
続く。
春の訪れ(スマホ版)
エレンちゃんのお母さんが亡くなり、
それでも時は流れ。
息子の金銭感覚を矯正し
(毎回100渡してたので)
レイン君は成人式を迎えた。
いつ見ても嬉しそうなエレンちゃん!
いつも滅多に笑わないからかなりレア!(激写)
おっと、成人した途端色気付いたな!
ヒゲ似合いすぎじゃない!!?
ならこのままイメチェンさせてもらいましょう!
うん、いいね、似合ってるよ!
そしてそのまま昼にエイレーンちゃんが
入学式を迎えた。
うん、知ってた!ぶれないなあ。
皆でお祝いのご飯を食べる。
この人数でご飯を食べるのは
もうすぐ終わってしまうからだ。
‥‥
おめでとう。
エレンちゃんとの第一子で、
よく話しかけてくれて(小遣いねだりに)
本当に可愛い子だったのが、
ここまで大きくなったんだなあ。と。
出ていく背中を皆で見送った。
一気に人数、少なくなったね。
テーブルってこんなに広かったっけ?
一緒に住んでたけいちゃん(エレンちゃんの妹)も
今じゃ立派な二児の母親だ。
女の子はお父さんに似るっていうけど
瓜二つだなあ‥‥!
皆それぞれの家庭を持って、
同じ地で、幸せに生活してるなら
それだけで充分だ。
いつまでもしんみりなんてしてられないから
いつかテーブルをエレンちゃんとの子供で
埋めるくらいの勢いで、夢をもって
ずっと一緒にいよう。
長生きしてね、エレン。
続く
覚悟と後悔。(スマホ版)
春。
それは出逢いと‥‥別れの季節。
エリアちゃんが産まれて
緩まりきった気持ちのまま迎えたこの日。
今日が終われば義理母さんには二度と会えない
特別な今日。
良くならないことなんて、皆、
解りきっているのに。
大事な人を悲しませないように強がる。
エレンちゃんだって、気持ちの整理がつかない。
そして自分も同じ。
昼、義理母さんは何処かに走っていった。
何をしにいったかはわからないけど、
きっと大事な事だったんだろうな。
自分も心残りがある。
それは、
義理母さんは結婚当初、
幾ら話掛けても友人にはなってくれなかったし、
(仕様と思ってたレベル)
同じ家に居るにも関わらず
全く喋りかけてくる事はなかった。
なのに、なんで。
最期に、見えた。
全てを許してくれた気がして。
年老いても、変わらず美しい人だった。
きっとエレンちゃんはお母さん似で、
ワイアット陛下が早くに亡くなって、
支えてくれたお母さんが亡くなるのは
本当に‥‥。
美しい最期だった。
別れは突然やって来て、
大事な人を奪っていってしまう。
エレンちゃんもいずれは死を迎える。
自分だってそう。
でもエレンちゃんが死ぬなんて考えたくない。
翌日、静かに葬儀が上げられた。
その後すぐにエレンちゃんからデートに誘われた。
「ずっと一緒にいようね。」
いつも聞いている台詞が今日は違って聞こえた。
しんみりしていると、
エレンちゃんがどこぞの男と仲良く話してる⁉
コイツ誰だ!( `д´)ってなってると
‥‥バーニスちゃんの旦那さんだった‥‥。
お邪魔しました!!!(逃
続く。
未完成版!兄弟の子供達(スマホ版)
ども!
前回の家庭、ニーナ&ゴドウィン家の
息子達(リト君含め四人)の子供達が
落ち着いてきたので紹介していこうと思います!
先ずは長男リセ君宅です!
二人の間に産まれたのは
ビトール君は今年結婚しました!
次は次男セト宅
次は三男リト宅(自分)
次はセリ宅(弟)
うーん、女の子多い!
そしてやはりニーナから受け継いだ目と
ゴドウィン父さんから受け継いだ黒目の
遺伝が強い!w
しかも皆アッシュなの‥‥?
親戚!って顔つきしてる
リト君だけはゴドウィン父さんの目に似て
ニーナの目の色を引き継いだので
完全に違うお顔が生まれてますね‥‥
でも皆可愛い!
またお顔が判明したらまとめていこうと思います!
続く