イムのち晴れ*エルネア王国

ワールドネバーランド、エルネア王国のブログです。日常をゆったりまったりと

幸福の味3(スマホ版)(二次創作風)


あれから私は幸せの絶頂にいた。



f:id:imunotihare0603:20180629163229p:plain



一人暮らしを心配してか、お母さんも



顔を見せに来てくれた。



f:id:imunotihare0603:20180629163342p:plain



お母さん、私もうすぐ結婚しちゃうかもね!



なんて、笑いながら。



f:id:imunotihare0603:20180629163525p:plain




別れが来るなんて考えてもなかった。



f:id:imunotihare0603:20180629163633p:plain



f:id:imunotihare0603:20180629163656p:plain




幸せなデートの帰り道。



いつもはすんなり受けてくれるデートの約束。




だけどその日だけは、二回断られて。




胸騒ぎがした私は強引に彼に約束を漕ぎ着けた。




f:id:imunotihare0603:20180629163824p:plain





その、次の日だった。



f:id:imunotihare0603:20180629163906p:plain




朝一番に知らされたのは彼の名前。




それは彼がこの国から



出ていってしまったという知らせ。



ううん、そんなはずはない。




だって彼と約束したもの。



必ず来るって、デートするって。




f:id:imunotihare0603:20180629164107p:plain




‥‥幾ら待っても彼は現れなかった。




それは私の心を壊すのには充分すぎて。



f:id:imunotihare0603:20180629164221p:plain



暫くの間家に引きこもる生活が続いた。



そんなある日。


f:id:imunotihare0603:20180629164319p:plain



兄が結婚したと知った。



気付けば私が成人して、



一年もの月日が経っていた。



思い返してみれば、




幼い頃も失恋したあの日の恋も。



自分が幸せになりたいが為の



独りよがりな恋愛だった事に気づいた。



勝手に好きになって、相手の気持ちを考えず



エリックさんを沢山誘ったり、



彼と一緒になりたいがために王族を捨てたり。



相手にとっては重かったのかも知れない。



私はもう一度、




相手を想う恋愛をしようと決意した。





続く